声帯萎縮・溝症
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声帯萎縮・溝症とはABOUT
これらの疾患では声帯がやせて細くなっているために、
声を出すときに声帯がきちんと閉じずに声がかれてしまいます。
声帯萎縮は主に声帯筋がやせるもので加齢や声を使わないことにより生じます。
声帯溝症はラインケ腔のヒアルロン酸が減少し、
声帯の表面がへこんでしまうもので加齢によるものと先天的なものがあります。
声帯表面の粘膜と声帯筋が癒着している場合は高度の嗄声が生じます。
治療はともに声帯を太くすることを目的としており当院では以下の方法を行っています。
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- ビデオ:リハビリ前
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- ビデオ:リハビリ 3か月後
リハビリテーション治療
声帯はおもに筋肉でできています。足腰の筋肉と同様、年とともに衰え使わないとやせてしまいます。声を積極的に使うことで改善が見込めますが、それなりに負荷のかかるトレーニングが必要です。 声帯筋にとってジムでの筋トレや運動に相当するものは、発声練習や歌を歌うことです。当院では医学的立場から効率が良く安全な声のリハビリテーション(音声機能拡張訓練)を行います。筋肉を太くすることで息漏れが減るため、声帯溝症に対してもそれなりの効果が望めます。
声帯内注入術
やせた声帯にヒアルロン酸などの物質を注入することで声帯を膨らませます。 声帯麻痺と同様の手技(ご参照ください)で両側の声帯に注射を行います。欠点は効果の持続が2-6か月と短いことですが、日帰り表面麻酔で短時間での手術が可能です。
甲状軟骨形成術1型
喉頭の軟骨に穴を開け、そこから声帯に人工物質をつめこみふくらませる方法です。 頚部の外切開が必要ですが、局所麻酔で行うため患者様の声を聞きながら、もっとも良い声の出る位置で調節することが出来ます。 手術は1時間半程度で日帰りでも可能です。効果は永続的です。手術方法については声帯麻痺の項目をご参照ください。