イー・ボイスクリニック(声のケアと治療を考える会)

声を高くする手術(甲状軟骨形成術IV型) | 声を低くする手術(甲状軟骨形成術III型) | のど仏(喉仏, のどぼとけ)切除術

声を高くする手術(甲状軟骨形成術IV型)

声が低くて困っている方は手術で声を高くすることが出来ます。声が低くなる原因は、加齢(声のアンチエイジングのページ参照)、ホルモンバランスの障害、再生不良性貧血の治療に用いる蛋白同化ステロイドの副作用(女性でこの治療を受けたばあい、男性のように声が低くなることがあります)、などです。
これらの原因以外にも性同一性障害(GID: gender identity disorder)で男性が女性のような声に変えたい場合、女性で正常範囲の声であってもより高い声を望む場合も手術が可能です。以下に手術方法を解説します。

なお、声を高くする手術は、その性質上「保険適応外の手術(自費診療)」となります。
**病気や事故、治療の副作用などの理由で声が低くなった方は保険診療で施術可能です。

声を高くする手術(甲状軟骨形成術IV型)の原理と方法

弦楽器で高い音を出すためにはどうすればいいでしょう。音の高さを決定する因子は3つあり、それは弦の「太さ、長さ、張力」です。ヒトの声も同じで、短くて、細く、ピンと張った声帯の方が高い声が出ます。手術で声を高くする場合は主に張力を高める方法を用います。声帯を短くしたり薄くしたりすることも理論的には可能で、主に海外で行われていますが、声帯に直接メスを入れたり触れたりするため術後声が悪化したり、最悪の場合声帯が瘢痕になり声がまったく出なくなったりする危険があります。また全身麻酔で行われるため実際に声を聞きながら調節することが出来ません。うまくいかなかった場合声はかなり悪化し、「どうにかしてほしい」と当院に受診する患者様も少なくありません。残念ながら多くのかたは修復不可能な状態になっており、元に戻すことができません。

われわれが行う手術は局所麻酔で声を聞きながら声帯の緊張を調節し声を高くする手術です。実際に声を聞きながら自分の納得する高さを決めることができます。声帯には一切さわらないため、術後声が出なくなったり、悪化したりすることがなく、効果が確実です。欠点としては音域が狭くなり歌がうたいにくくなることがありますがすべての方がそうなるわけではありません。
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