イー・ボイスクリニック(声のケアと治療を考える会)

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声帯ポリープ

声帯ポリープとは

声帯粘膜にできる局所的な血腫(血まめ)や浮腫のことで、過度の発声(カラオケ、怒鳴り声、演説など)により声帯粘膜の血管が破れ、内出血することで形成されます。ポリープができると左右の声帯がぴたりと閉じなくなり、声がかれてしまいます。風邪などによる一時的な声がれと違い、ポリープがあるかぎり声がれが続きます。

内服や吸入による消炎治療や声の安静の効果は限定的で効果のない例も多いため、多くのケースで最初から手術をおすすめしています。

全身麻酔による声帯ポリープ手術

通常は約一週間の入院を勧められることが多いようですが、われわれの施設では例外を除き2泊3日の短期間の入院が一般的です。全身麻酔下に顕微鏡で声帯を拡大してみながら手術を行います(画像1, 2)。
術後は約5日の禁声期間ののち、2~3週間かけて通常の声の使用に戻します。

画像1:ポリープ切除前 画像2:ポリープ切除中
声帯ポリープ切除前 声帯ポリープ切除中

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局所麻酔による日帰り声帯ポリープ手術

ポリープの大きさや形状によっては、外来での日帰り手術も可能です。
声帯表面を丹念に麻酔した後、ファイバースコープ内に通した鉗子もしくは口から挿入した鉗子を用いてポリープを摘出します。外来での日帰り手術は、全身麻酔と異なり意識がある状態なので、発声していただき声の状態を確認しながら手術することができるという点で非常に優れています。また、保険診療内での手術なので入院手術に比べ時間と費用が大幅に削減できます。

手術時間は、ポリープの状態や、患者さまの咽頭反射(ゲーっとなってしまうこと)の強さにもよりますが、麻酔時間を入れて約30分から1時間程度です。術後30分から1時間は麻酔の影響で喉の感覚が低下しているため、飲食ができませんがそれ以降は可能です。声の使用については全身麻酔での手術後と同様です。
なお咽頭反射が強すぎる(ゲーッとなりすぎる)方は外来手術が出来ず、途中で中止することがあります(10~20人に1人)

ビデオ:日帰り声帯ポリープ切除

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